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Ntjam Rosie - Elle


Ntjam Rosie - Elle

オランダロッテルダム発、大注目の歌姫NtjamRosieのセカンドアルバム『Elle』は、Stevie Wonder、George Duke、Patrice Rushen、Miriam Makebaといったアーティスト達からインスピレーションを受けて創りだされた、70年代後半を感じさせるサウンドと、ジャジーなテイストが融合された、唯一無二の一枚。デビューアルバム『ATOUBA』から更に進化した、エネルギッシュな歌声と、個性的なスタイルで、ヨーロピアン・ジャズソウルを届ける!

NtjamRosieは、2009年にCodartsConservatoryの音楽学士を得て卒業。専攻科目にラテン声楽、副専攻に教職課程を修めた彼女は、この年に‘Music Matters Award’ を受賞した。 当時の審査員が、「登場してから一瞬にして、会場を沸かせ、魅了してしまった」とコメントしているほど、その実力はお墨付き。その同日には、‘MCN World Up! Award’も受賞し、オランダを代表する、最も前途有望なアーティストとして高い評価と注目を集め、勢力的に活動を開始。既にオランダのラジオやTVには引っ張りだこで、数多くの名高いクラブ(Paradiso、Melkweg、Rotown)や、ジャズフェスティバルで、その歌声を披露し、これまでに前座や助演を務めてきたアーティスト達は、ErykahBadu、José James、Bilalなどなど。ここ日本では知る人ぞ知る、実力派シンガーだ。

『Elle』収録曲の”L’amour”では、こちらもオランダで人気を博すヴォーカリストEsperanzahがフィーチャーされ、ミュージシャンには、Nathan Allen(Amy Winehouse、Faith Evans)、Alex Bonfanti(Tom Jones、XantoneBlacq)、Ronald Snijders等が参加。シングルカットされている”Morning Glow”と”Space Of You”も高い人気を誇る。

SWEET SOUL RECORDS

Ntjam Rosie - 『Elle


Ntjam Rosie - Elle

まず、どんな女性か?という触りからプロモーションビデオ (#03-"Space Of You")も併せて視聴。ラテン声楽を専攻していたというラテンのフィーリングを含んだサウンド・歌唱も魅力的ですが、更に奥行きを与えるアフリカ・ルーツを思わせるヴォーカルがカナリ気になってしまい、Ntjam Rosieのオフィシャルサイトなどを見たところカメルーン生まれというバイオグラフィにナルホドと頷くことに。登場してから一瞬にして、会場を沸かせ、魅了してしまったというエピソードが生まれたのも、単にJazzyでSoulというだけでは生み出せないNtjam Rosieのルーツと魅力があってこそ。

また、ビデオカットされている(#02-In Need"), 先に挙げた#03の両シングルでクールな出で立ちをクローズアップした、そのクールな側面も彼女の魅力の一つであることには間違いないのだが、「自分の誕生日にシングルをリリースしたの」と、自身がアップしていたビデオで笑う顔がキュート。清涼感溢れるラテン・グルーヴに乗せてそのキュートな笑顔を振りまきながら歌う姿を連想させるシングル(#01-"Morning Glow")も彼女の魅力の一つを締める重要なポイントなので忘れずに耳に入れてもらいたいし、George Dukeの爽快なグルーヴを好むリスナーと、ブラジリアンスキャットを織り込むJon Lucienを好むリスナーの両リスナーを取り込むようなサウンドと歌唱。複数か国の言葉で歌えるというNtjam Rosieの才を活かしたアフリカン・ミュージックを取り込んだ後半へと変化する流動的なトラックに対し柔軟なヴォーカルで背景と巧みに溶け込む(#06-"Elle Part I")のGrooveを求めるリスナーの心をガッチリと掴む優れたLatin-Jazz-Soulチューンも極上ならば、Arts the Beatdoctorらと共にThe Q4として活動するトラックメイカーSenseと結成した同じくオランダのヒップホップデュオNumaads (EP / Nowでは敏腕プロデューサー"J Rawls"や、"Lil' Sci"ことJohn Robinsonとのコラボでも知られている"Robot Koch"が参加)のemcee兼ヴォーカリスト"Esperanzah"をフィーチャーしたアルバム唯一のラップ導入曲(#08-"L' amour")も、Esperanzahのどこか憂いを帯びたクールな声質とスタイルを見越した構成によって違和感も感じさせずヨーロッパらしい洒落たトラックに仕立てアルバムのカラーも見事にキープしてみせる。

更には、オーガニックなヴァイブをしっとりと響かせるアコギに被せるヌーディーなヴォーカル。自分の周りで息づく生命や自然の煌きを感じさせるかのように徐々に厚みを増し開けていく美しいサウンドと展開に独り浸りたくなる(#09-"In Your Hands")や、プロデューサーを担うNelson & Djosaが自身のHPでピックアップもしている、彼らのフェイヴァリット・アーティストだからという理由もコラボレーションへと繋がった理由の一つ??Ntjam Rosieのコンセプトとの相性もこの上ないスリナム出身、"Ronald Snijders"の開放的かつグルーヴィー、鮮やかでトロピカルな音色を吹き込むフルートや、足取り軽く駆け上るピアノとも抜群の相性を見せるNtjam Rosieのヴォーカルが軽やかに飛び交う様をハミングバードと例えたくなってしまう(#10-"Elle Part II"), 物悲しさを秘めた吸い込まれるようなヴォーカル。共鳴を誘う音色を一滴、一滴と零していくヴィブラフォン。ムダを削ぎ落としたパーカッションやベースが忍ばせる洗練されたSOULエッセンスが描き出すトーンは淡くも豊潤...ゆったりと靡かせていくサウンドの間が曲のスケールと味わいをグッと引き出す(#11-"Here"),  基盤のジャンルの一つJazzの顔を色濃く甘くもビターな味わいをヴォーカルで注ぎ込む(#05-"Again Again")などNtjam Rosieが様々な表情で魅せる良質なJazz-Soulに酔いどれ浸れてしまう秀盤に仕上がっている。

SOULとJAZZをコンバインし、ブラジリアンミュージック、アフリカンミュージックをエレメントに含むトラックをピュアなR&B-Jazzと評する世界のレビュアーもいるように、SOUL / JAZZというジャンルに縛られることなくR&Bファンにも耳を是非とも傾けて欲しい品位に満ちた1枚だ。

Ntjam Rosie - Morning Glow



Ntjam Rosie - In Need





Ntjam Rosie - Space of you


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