スポンサーサイト

-- --, --
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Posted in スポンサー広告

Clan Destined / Self Titled

01 25, 2011 | Tag,HipHop,2010,HipHop2010
Clan Destined / Self Titled

Clan Destined / Self Titled (2011) Self Titled - Clan Destined

今回は2011年度ファースト・クオーターのHIP-HOP CLASSICをオススメ。

Clan Destinedは共にノースカロライナをルーツとし、同じく共にDJ / PRODUCER / LYRICIST / MCというマルチな二人"DT"と"AmDex" (Moka Onlyの"Run & Find 12"やMr Lifの"I Heard It Today"にもエンジニアとして参加)がモアハウス大学で出会ったことから2002年の夏にアトランタで結成されたヒップホップ・デュオ。2007年にデビューアルバム"Abbracadamn!!!"をリリースすると、今後の活動に注目すべきネクスト・ヒップホップ・アーティストとして "Rawkus 50" にセレクトされ、Abbracadamn!!!から7曲をピックアップしたリミックスEPとして"And For Our Next Trick..."をリリース。
ヘヴィ・ファンク / ソウルを醸し出すDungeon Family (OutKastやGoodie Mobbなど)に近い黒々しさを感じさせる #01-"Abbracadamn!!!"や#05-The Monky"などもあれば、JazzyでMellowな#02-"Freeze"や#07-"Set Your Soul Free", #13-"The Language"あり、Five Deez系の#09-"Plan B"あり、和モノ塗しの#14-"Get Your Mind Right"ありと多彩な上に、どのテイストも巧みなトラックメイキングと歌心を含んだ存在感のあるフロウで乗りこなし、確かなタレント性とアンダーグラウンド・ヒップホップの可能性、良心的なヒップホップと前衛的な側面の両面を感じさせてくれた快作"Abbracadamn!!!"から4年ぶりとなる"Self Titled"は、VJC(Vinyl Junkies)から"P.U.D.G.E."が参加する他、シカゴのAll Natural, Inc.に属する"Rita J"や、J-Liveとの共演~Apollo Brownとタッグを組んだ"Brown Study"のリリース~Oddiseeとのコラボレーションをこなすアトランタの"Boog Brown"に、MadvillainやJazz Liberatorzの作品にもフィーチャーされている"Stacy Epps", さらにはMC / SingerでありながらDrums & Bassをプレイ、ライティングまでこなしDaru Jonesの"Spirit & Soul-Hop Sampler 09"にも名を連ねているボストン出身のマルチな"Lyric Jones"といったコアな(スキルのある)Femcee勢の参加が目立つのも特徴の一つなので実力派のフィメール・ラッパーに着目するのも一つの楽しみ方と言えそう。
とはいえ、何よりもIllastrateが数曲のプロデュースを担うものの大半のトラックを作り上げている"DT"と"AmDex"のクオリティの高いトラックと前作同様にタイミング良く刻み込まれるスクラッチが与えてくれる快感と心地よいビーツ、歌心を含ませながらトラックに合わせたフロウで巧みにライディングするClan Destinedを満喫しないワケにはいかない程にアルバムの質は前作を越えており、冒頭のイントロ#01-"The Language, Part Two (introlude)"からして2011年度ファースト・クオーターのHIP-HOP CLASSIC臭を漂わせている。

イントロで期待が高まった後続のトラックは、少し粗さも目立つものの前作でも取り入れられていたFive Deez調のトラックメイキングとClan Destinedとしてのファンク / ソウル・エッセンス、キャッチーなサウンドを盛り込んだ痛快な#02-"The Start of the Show", 一音一音確かな歩みを進めるピアノ、高らかに鳴り渡るホーンによる力強いサウンドに、こ気味良いスクラッチが煽るReflection Eternalの"Train Of Thought"あたりの雰囲気を醸し出すエネルギッシュな#03-"Show Your Lighters", 躍動するアーシーなビートに土着的な笛の音色が舞い込むサウンドが心を揺さぶるソウルフルな#04-"Above the Clouds", タイトルとおり数種の叫びを使った扇動的な面を持ち合わせながら、神秘的なメロディとオーガニックなヴォーカルを挟んだコントラストが絶妙で、攻撃的・扇動的という一辺倒なトラックメイキングのみでは出しえない深みのあるトラックを捻り出した#05-"Scream", シェイプアップされたジャジーなビート、ベース、ピアノ、リズミカルなハンドクラップを軸としたシンプルなトラックに併せ、ゆとりを持たせたスタイルでリリックをより際立たせていく渋目のナンバー#06-"Bad News", 音圧の強弱で奥行きや反響し共鳴しているかのような立体的なトラックメイキングによって、より深く神秘的な空間を描き出した#07-"The Cookout (Part One)"に、#07のPart Twoとなる#08-"The Cookout (Part Two)"では冷たく切なげに響くヴィブラフォンとハイハットによって作り出したブルーなサウンドが包み込み、歪みウネるSynthのファンク・エッセンスとたたみ掛けるようなビート、スクラッチを背に饒舌な運びでメロディアスにリリックを吐き出す南部らしい病み付きトラック#10-"Patience", 痛快なカットを含ませた冒頭からジャジーでメロウなギター、ストリングス、フルート、ホーンのループが効果的に打ち寄せるヒップホップの旨味が濃縮還元された#11-"All In It", 煙たくくぐもったビーツに薄っすらと響くチルなメロディと重厚なホーンが絡み、Dungeon Familyめいたヴォーカルを被せ妖しくもソウルフルな黒いヴァイブを放つ#13-"Livin Thru", 冒頭でアルバムへの期待を一気に高めたイントロのロングヴァージョンと言える#14-"The Language Part Two (interlude)"は、ディープなベースと軽快なビーツ、心地よく響く幻想的なメロディ、痛快に繰り出されるスクラッチと聴いていただければ納得いただけると思う無駄も隙も全く感じさせない文句のつけようがないクオリティ。
さらにはタイトル後の()の中身=New Jackで「!!」となった方にはタマラナイ、NJS直系サウンドにナスティなヴォーカルとアッパーなラップで魅せてくれる芳しさまで含んだ心ニクイ#15-"Your Favorite Song (New Jack skit)"に続き、身体の芯に響くベースラインで幕を開けると否やハンドクラップ、パーカッション+アエギ声、ゆるやかにブラスが流れ込みオルガンが響き渡るファンキッシュなミディアム・アップ#16-"Your Favorite Song", 早い巻きでリリックを吐き出す存在感で先導すれば、間を活かしながら一語一語の輪郭を強め説得力を生み出すフロウで掴み、さらには歌心濃度高めのラッピンで深みへと引きずり込む多彩なマイク捌きで、煽動するように鳴り渡るベルとギターループが駆り立てるスリリングなミディアム・ファンクを巧みに乗りこなす#13同様にDungeon Family系のサウンド好きならばタマラナイであろう#18-"War Games", 繊細で優雅なストリングスが敷かれLyric Jonesのヴォーカルがナチュラルに溶け込んでいくJazzyな感触と骨格を持ったビートを組み合わせたトラックメイキングに余裕を感じさせる安定感のあるフロウからインテリジェンスな面も顔を覗かせる#19-"Lost Innocence", ブルージーなギターループとオルガンのループを軸としたアーシーなトラックにビターなBoog Brownのラップが映える燻し銀なトラック#20-"Significant Other", 締めはSynthと日本人の美意識にも通ずる美しくも儚げなメロディ、パイプオルガンがひそやかながらも荘厳に響き渡るスピリチュアルなトラックからはClan Destinedの懐の深さ、引き出しの多さに感服させられる#22-"Far Beyond"と多彩かつ質の良いトラックが並ぶ。

セールス云々よりも純粋にヒップホップを楽しんでいる、楽しめるトラックを作ろうとする。そんな想いをSelf Titledから感じずにはいられないし、ヤッパリHIP-HOPってイイよなぁ...と聴いているコチラも純粋にヒップホップに浸れてしまうアングラの名盤と言っても過言ではないハズ。


~Tracklist~
01. The Language, Part Two (introlude)
02. The Start of the Show
03. Show Your Lighters (feat. Rita J, Ozy Reigns & Ka'Ra Kersey)
04. Above the Clouds (feat. P.U.D.G.E.)
05. Scream (feat. Stacy Epps)
06. Bad News (feat. TruthBe Cold)
07. The Cookout (Part One)
08. The Cookout (Part Two)[ feat. Lyric Jones]
09. C-L-A-N-D (Everything)
10. Patience
11. All In It feat. Methuzulah
12. What You In It For
13. Livin Thru
14. The Language Part Two (interlude)
15. Your Favorite Song (New Jack skit)
16. Your Favorite Song
17. 16 Bars (feat. Señor Kaos)
18. War Games
19. Lost Innocence (feat. Lyric Jones)
20. Significant Other (feat. Boog Brown)
21. Words from Killa Kalm
22. Far Beyond (feat. Jax & Fluxwondabat)

Customer Ratings (01-25-2011)
amazon (JPN) ☆ - Unavailable
amazon (USA) ☆ - There are no customer ratings
i-Tunes (JPN) ☆ - There are no customer ratings
icon
i-Tunes (USA) ☆ - There are no customer ratings
HMV (JPN) ☆ - Unavailable
TOWER RECORDS (JPN) ☆ - Unavailable
TOWER RECORDS (USA) ☆ - Unavailable

♪ 03. Show Your Lighters (feat. Rita J, Ozy Reigns & Ka'Ra Kersey)
アルバムからのFirst Vid. コレはコレでGOODですが...他の曲ではまた違ったスタイル・イメージを持っているので興味を持った方は聴いてみてください。



●洋楽ランキング参加中/よりBlackmusicが好きになったなんて方は黒汁(1票)をプリーズ
人気ブログランキングへにほんブログ村 音楽ブログへ

0 CommentsPosted in Clan Destined

くろふねオススメの1枚

  • Ephemerals - Nothin Is Easy
    Ephemerals
    “Nothin Is Easy”

    英Blues & Soul Magazineで五つ星を獲得!Hannah Williams and The Tastemakersの仕掛け人Hillman Mondegreenを中心とするロンドンのソウル・バンドEphemeralsのデビューアルバム 【Nothin Is Easy】 が登場。60's~70's Soulに対する敬愛をグツグツと煮込んだ「心暖まるソウル・ミュージック」が此処に。

Sponsors

Sponsors

Daniel Crawford

Social Lovers

Gabriel Garzón-Montano

idesia

Mad Satta

-0 Comments
Leave a comment
管理者にだけ表示を許可する
Top

Sponsors

Linn Mori - 【Invisible Vision】

Source Magazine's 100 Best HipHop Albums

Ntjam Rosie - 【Elle】

Jazz Spastiks - 【The Product】

Kebomusic presents The Experience

Kenny Wesley - 【the REAL thing】

Latest Entry

ただいま新着記事を読み込み中です...
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。