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Daniel Crawford - “The Awakening”

05 22, 2014 | Tag,Jazz,2010,Jazz2010,SOUL/FUNK,SOUL/FUNK2010
Daniel Crawford - The Awakening


Daniel Crawford - “The Awakening” iTunes

Daniel CrawfordはLAで生まれ、LAを中心に活動をしているジャズ・アーティスト / ミュージシャン / プロデューサー。6歳の頃からピアノを弾き始め、13歳の頃には既にプロデュースをしていたそうだ。彼はWylde Bunchのメンバーでもあり、プロデューサーとしては7つのミックステープをリリース。2012年の9月には1stオフィシャル・アルバム 【Red Pill】 を発表。これまでにプロデューサー / ミュージシャンとしてジャズ~フュージョン、そしてジャズ/ソウル~ヒップホップを融和させた実に聴き応えのある作品を生み出している。

5月20日にリリースされた彼の2ndアルバムにあたる最新作 【The Awakening】 だけど、 てっきり⑧-“Strictly For My Negus”や、大人気の⑦-“Home(Africa)”の2シングルもしくは、Amp Fiddlerを迎えた話題性のある⑨の“Trouble”あたりを冒頭に用意してくるかと思いきや、アルバムの導入部分となる①を経た初っ端にはLed Zeppelinの②-“Kashmir”をもってきている。この点は、既にシングルとしてリリースして評判を得ているので、敢えてアルバムの序盤に持ってくる必要がなかったということも考えられる。が、“Strictly For My Negus”は、ジャズ・アルバム 【The Awakening】 からのシングルと記されていたワケだけど、ジャズ+のフィーリングやグルーヴを肌で感じさせてくれる「Daniel Crawford流のジャズ・アルバム」なのだという伏線かもしれない。
とは言え、この“Kashmir”を始め、ヒップホップ・アーティストにもサンプリングされているLed Zeppelinのカヴァーやサンプリングという点だけで、どのジャンルでも多様性に満ちた現代において、「何か違うぞ」なんてことにそのまま直結するわけでもない。それは、しっとりジャズ+語りの前半を経て並ならぬ気迫と精神をぶつけてくる後半に呑まれる①から先の②。そして、③もGoodだけど、今の話の流れから割愛させてもらい、クラブサウンドへとアプローチを取る洗練されたセンスが軽快なアフロビートとグルーヴィなベース上で瑞々しい流れを見せる④-“The One”や、ソウルフル・ハウスとフュージョンを交差させながら、ファンキィな顔をニョキニョキと覗かせる⑥の“Duke”。脈々とその歴史を紡ぐかのようにリズムが刻まれるアフリカのリズムにジャズ・アーティストとしての「ジャズ」、「ソウル」が籠められたその雄大なそのスケールをCleveland P. Jonesの美声が本当に美しく際立てている⑦-“Home(Africa)”。それから、Monetの本能的な郷愁を誘うフルートから始まり、R&B/Neo-Soul/HipHopのフィルタ越しに演じられるジャズを越えた魅力を放つAmp Fiddler共演の⑨-“Trouble”などなど、Dillaトリビュートものを発表してきたDaniel Crawfordの脂 (バックボーン) がのった新進気鋭のジャズ・ナンバー (リズムで言えば、HipHopよりもBrokenBeatsやHouseが顕著に思える) があってこそ。
②のようなちょっと意外だった!?セレクトからの伏線ありの「今の世代、今の時代のジャズ」の体現者なのだと認識させる彼の音楽は、ジャズを聴かない方でも十二分に楽しめる1枚なので、試してもらいたいところ。


・Tracklist

1. The Awakening Intruth
2. Kashmir
3. Your Guess Is As Good As Mine
4. The One Feat. Vikter Duplaix
5. Under The Cherry Moon
6. Duke
7. Home(Africa) Feat. Cleveland P. Jones
8. Strictly For My Negus
9. Trouble Feat. Amp Fiddler & Monet
10. Water No Get Enemy
11. Sun Of God
12. The Awakening

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