スポンサーサイト

-- --, --
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Posted in スポンサー広告

Grégory Privat - “Tales of Cyparis”

03 28, 2014 | Tag,Jazz,2010,Jazz2010,Mdern-Jazz,SOUL/FUNK,SOUL/FUNK2010
Grégory Privat - Tales of Cyparis


Grégory Privat - “Tales of Cyparis” 

デビュー作 【Ki Koté】 で話題をさらい、現代ジャズファンの注目を集めるGrégory Privatは、フランス領マルティニーク島生まれ、マルティニークのバンドMalavoiのピアニストでもあるJosé Privatを父に持つジャズ・ピアニスト。え、ジャズ?いやいや、ジャズじゃなくて...という声も聞こえてきそうだけど、本盤にもちゃ~んと「ソウル」があるんです!

幼少期からクラシックピアノを学んでいたのだというGrégory Privatは、やがてジャズとインプロビゼーションへと舵をとる。トゥールーズでエンジニアリングも学んでいる間もローカルクラブでのライブやジャムセッションを重ね、2005年にはマルティニークのジャズ・フェスティバルに出演。彼はジャズとカリブのメロディ、そしてグアドループの伝統的な打楽器であるKAをミックスしたトリオを結成するものの、結成から一年で残念ながら解散してしまっているようだ。
以降、いくつものピアノ・コンペティションへの出場や、パリの著名なジャズクラブにおけるパフォーマンスを通じて名をあげると、2011年にファースト・アルバム 【Ki Kote】 をリリース。今回ご紹介する 【Tales of Cyparis】 は、仏レーベルPlus Loin Musicから2013年にリリースされた彼の2ndアルバムにあたり、日本国内盤はAGATE / インパートメントからリリースされている。

さてさて、早速だけど当Kurofuneのカラーも踏まえたジャズ・アルバムに輝く「ソウル・ジェム」をチョイス。まずは⑧-“Precious Song”ね。靄がかったような陰りや重々しさを放つ冒頭、その靄が徐々に晴れ渡っていくかのような幕開けと共に射し込むGustav Karlstromの慈愛に満ちた歌声はとてもソウルフル。そこに晴れ渡り行く世界に喜びの声を洩らすかのようなパーカッションが加われば、Grégory Privatのピアノも喜色をあらわに軽やかに旋律を奏で、至高の時を演じるジャズ・ソウル。
そして、①のソウルVer.といっても差し支えないであろう⑭-“Four Chords”。敏感な方はイントロのエレピから喜びを隠せないのでは?優しく包み込み聴き手を癒すメロウなタッチから、時にグルーヴィなプレイで魅了するGrégory Privatによるエレピ、温かみのあるソウルフルなリズムを刻むパーカッション、陽の光りを浴びた陽だまりのような暖かさを放つコントラバスなど、どこをとっても和みに和んでしまうこの心地良さはもうご褒美ものでしょ。この曲も⑧同様にGustav Karlstromがヴォーカルを吹き込んでいるのだけれども、ソウルフルかつ人懐っこいこの感触、好きだなぁ。

それと耳を傾けて欲しいのが⑬-“An Bel Lanmen”。このアルバムは、1902年にマルティニーク島の街を壊滅させ、住民3万人が犠牲になったプレー山の大噴火の際に、独房に監禁されていたことで生存者となった黒人囚人August Cyparisの伝説をテーマに製作されたものだそうで、その物語をマルティニークのクレオール詩人Joby Bernabeが4つのトラックに乗せている。日本のiTunesをみるとやはりと言うべきか、その尺の短さやスポークンワードへの馴染みの薄さ故か、Joby Bernabe参加の4曲の購入率が尻すぼみ。締めの⑭を残して大団円と言うのもなんだけど、集い、手を鳴らし、共に歌う姿はもう大団円。聴き手も混じれる和気藹々としたコーラスといい、スポークンワードに馴染みが薄くてもイケるはず。

もちろん、他のジャズ・ナンバーも聴き応えは十二分。グアドループの伝統的な打楽器であるKAを用いた力強く厚みのあるリズムは大地を蹴り上げ、テンポよく物語を進めて行く。そんなテンポに心踊らせてページをめくる聴き手をアトモスフェリックなテクスチャで魅了するManu Codjiaによるギター。時にカリブのメロディも交え、高みへと舞い上がり、潮流すら呑み込まんとする気概と情熱を身に宿しながらも、その美しく力強い姿 (ピアノタッチ) で情緒豊かに物語を描くGrégory Privatたちの演奏を前にすれば劇的という形容すら褪せてしまうのだから。


・Tracklist

1. Four Chords
2. Ritournelle
3. Phineas (feat. Joby Bernabe)
4. Barnum Circus
5. Cyparis Intro (feat. Joby Bernabe)
6. Cyparis
7. Lari-A
8. Precious Song (feat. Gustav Karlstrom)
9. Wake Up!
10. Ti Sonson (feat. Joby Bernabe)
11. Carbetian Rhapsody
12. Far From Sd
13. An Bel Lanmen (feat. Joby Bernabe)
14. Four Chords (feat. Gustav Karlstrom)

GREGORY PRIVAT | TALES OF CYPARIS | EPK
Purchase [ インパートメント | amazon | HMVicon | iTunes ]


0 CommentsPosted in Grégory Privat

くろふねオススメの1枚

  • Ephemerals - Nothin Is Easy
    Ephemerals
    “Nothin Is Easy”

    英Blues & Soul Magazineで五つ星を獲得!Hannah Williams and The Tastemakersの仕掛け人Hillman Mondegreenを中心とするロンドンのソウル・バンドEphemeralsのデビューアルバム 【Nothin Is Easy】 が登場。60's~70's Soulに対する敬愛をグツグツと煮込んだ「心暖まるソウル・ミュージック」が此処に。

Sponsors

Sponsors

Daniel Crawford

Social Lovers

Gabriel Garzón-Montano

idesia

Mad Satta

-0 Comments
Leave a comment
管理者にだけ表示を許可する
Top

Sponsors

Linn Mori - 【Invisible Vision】

Source Magazine's 100 Best HipHop Albums

Ntjam Rosie - 【Elle】

Jazz Spastiks - 【The Product】

Kebomusic presents The Experience

Kenny Wesley - 【the REAL thing】

Latest Entry

ただいま新着記事を読み込み中です...
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。