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Kwesi K - “Ran Away From Me”

02 25, 2014 | Tag,SOUL/FUNK,2010,SOUL/FUNK2010,Folk,Country,R&B,R&B2010
Kwesi K - Ran Away From Me


Kwesi K - “Ran Away From Me” 

ペンシルバニア州ベスレヘムにあるリーハイ・ユニヴァーシティに通い、地元の喫茶店で歌を披露していたのだというペンシルバニア州フィラデルフィアを活動拠点とするオハイオ州出身のフォトグラファー / シンガーソングライターKwesi K

僕が初めて彼の音楽に出会ったのは“Whiskey Wit”。 その頃はKwesi Kではなくて本名であるKwesi Kankamという名で“Whiskey Wit”をリリースしていたのだけれども、気付いてみたらBandcampからその“Whiskey Wit”が削除されていたことから僕は大きな勘違いというか勝手な思い込みをこの時点でしてしまっていた...
当時のオフィシャルサイトにはフォトグラファー / ソングライターと記載されており、サイトの内容も確か音楽よりも写真に重点が置かれていた為に、僕は削除されていたコトとその経緯から彼はミュージシャンではなくフォトグラファーとしての道を選んだのだろうという勝手な推測を導き出したのだけど、それは大きな誤算だった。
実はKwesi Kという名でミュージシャンとしても彼は絶賛活動中。改めてオフィシャルサイトを覗いて見れば、音楽メインの内容に変貌を遂げており、何と1st EP【Ran Away From Me】と、2nd EP【Pronouns】の計2枚のEPもリリース済み。“Pronouns”のオフィシャル・ミュージック・ビデオもしっかりと作りあげて、密かに、しかし確実に人気を集めていたのだ。

そして、ここ日本ではAGATE (インパートメント) が彼のデビューアルバム【Ran Away From Me】を去る2月6日にリリース。ん?1st EPと同タイトルでは??と首を傾げている方もいるだろうけど、その中身は1st/2nd EPに収録されていた楽曲をほぼ纏めたアルバム。「ほぼ」と言うのはPronounsに収録されている“Ohio”は未収録。その代わりに両EPには収録されていない⑥-Christina / Corrinと⑦-Lovelyの2曲が収録された計9トラックで構成されたニクイ1枚。

アメリカ音楽の歴史を素直に表現するフォーク・ミュージシャンとしてアコースティック・ギターを抱え、どこか懐かしい歌声、どこか懐かしい音を届けてくれるKwesi Kのタイムレスな音楽が地味だと言われると何だか味気がないような錯覚を抱いてしまいがちだけど、SoulもR&Bもへったくれもないエグい音楽に比べれば、それは格段に味わい深い。それに曲によってはモダンなポップ・センスが顔を覗かせるものもあるし、HipHopに通ずる感性からジャジーな感性も織り込むその素朴な鮮やかさは聴くものを穏やかに包み込み、幸福感で満たしてくれる。

思うがままに駆ける伸びやかなオーケストレーションは広大な大地を連想させ、心温まるKwesi Kの豊潤な歌声が豊かにSoulを実らせて、トラックという大地を彩る①-“Long Days, Short Nights”は、車内の窓を開けて風を浴びながら叫びたくなってしまうような高揚感をもたらす完成度の高いFolk/Soul。スクリーン・ミュージックなんかにもマッチしそう。
続く②-“Fold”は、アイランド・フレイヴァをも感じさせるパーカッションや爽やかなコーラス、キラキラと照り返すような音色を走らせるギターの横をすり抜けていく朗らかなホーンなどから降り注ぐ燦々としたムードを放つ前半。そして、そこから迫り上げながらギアをシフトして、より鮮烈に盛り上げていくFolk/Rockの中に光る巧みなポップ・センスと疾走感が快感となって身体を駆ける2nd EP【Pronouns】からのシングル。こういった曲に触れるとポップ・センスって大事だなぁって思う。
④-“Whiskey Wit”は1st EP【Ran Away From Me】からのシングルで、Kwesi Kの渋味を味わうにはもってこい。どこか懐かしい歌声、どこか懐かしい音。当たり前のような言葉でも、これほどまでに飾り気のない言葉が似合ってしまうそのサウンドと歌声の耳触りは、ほろ苦くも優しく、奥に揺らめく淡いソウルがじんわりと心から暖めてくれる代表曲。
前曲の渋味から一転、瑞々しい旋律をしなやかに奏でるピアノ、フレッシュ&オーガニックなサウンドがポップに弾めば、その歌声も軽やかに弾む清清しさが魅力的な⑤-“By My Side”を披露したかと思えば、記憶が遡行しているかのような捩じれと、シャワー音との交わりが妙に艶かしく、艶かしさ故に物憂げなピアノがやたらと切なく聞こえるインタ-ルード的インスト・ナンバー⑥-“Chritina / Corrin”を挟む艶路線へ。
⑥の艶からの流れがまた絶妙と言える⑦-“Lovely”では、微かな温もりを残す淡いサウンドを抱き寄せて、そっと歌声を響かせるKwesi Kの穏やかな表情 (パフォーマンス) が終盤にかかるにつれて真っ直ぐに力強く、感情的な表情を見せる。全体的に穏やかな表情が目立つ分、こういった感情を剥き出しにした歌い方も様になるのだなぁと感心させられてしまう。
それからSOUL/R&B視点から忘れずにプッシュしておきたい⑧-“Pronouns”ね。Kwesi Kの感性や人となりという名のフィルター越しに抽出されるビートはHipHopのソレを感じさせながらもナチュラルで心地良く、グルーヴ感のあるベースともよく馴染む。そこにスモーキーなエレピ&オルガン、ジャジーなヴァイブも添えたステキなソウル・ナンバー。

これは「知る人ぞ知る1枚」なんて作品になって欲しくない快作。


・Tracklist

1. Long Days, Short Nights
2. Fold
3. Brunettes
4. Whiskey Wit
5. By My Side
6. Chritina / Corrin
7. Lovely
8. Pronouns
9. MRI' s

Kwesi K - "Pronouns" (Official Music Video)
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