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Alicia Saldenha - “Dance With the Sun”

06 18, 2012 | Tag,SOUL/FUNK,2010,SOUL/FUNK2010,Jazz,Jazz2010
Alicia Saldenha - Dance With the Sun


Alicia Saldenha - “Dance with the Sun” (2012) 

アリシア・サルデーニャ (Alicia Saldenha) はトリニダード・トバゴ共和国生まれ。カリブの島テイストのファンキー・ソウルという彼女独特の持ち味で活動拠点としている日本を筆頭に、海外のSOUL/FUNK/R&B/JAZZを主食とするメディアでも取り上げられるなど人気を獲得してきた。独特のバックグラウンドを持ち、一般的な経歴からかけ離れたアリシアを定義づけたり、ひとつのジャンルにはめることは到底できない。でも、あえて例えるならば、ロバータ・フラック、ミニー・リパートン、リンダ・ルイスらの甘美な声、チャカ・カーン&ルーファスの生ファンク、エネルギッシュなステージが思い浮かぶだろう。カリプソ、ソカ、レゲエなど母国の文化、クラッシック音楽やオペラへの愛、十代での演劇やミュージカルのキャリア、ヨーロッパでのジャズ、ソウルとの出会い、数カ国語に堪能な語学力というすべてがアリシアの国際的なキャリアと独自のボーカルスタイルにつながっている。

デビュー・ソロ・アルバム 『Dance with the Sun』 はアリシアのすべての経験とこれまで受けてきた影響がオリジナルの楽曲に凝縮された集大成だ。アリシアは、レコード会社やスポンサーの支援もなく、自らの蓄えをかき集めた資金で単独ニューヨークに赴き、才能あふれるミュージシャンやRadian Recordの著名なプロデューサー、アンドリュー・フェルスと共にレコーディングを行う。収録曲はファンキー・ソウルからファンキー・レゲエまで、その甘美でソウルフルな歌声で命を吹き込んでいる。カーペンターズの「遥かなる影 (Close to You)」以外のすべての曲をアリシアが作曲し、共同プロデュースも手がけている。またアルバムからのファースト・シングル『Ooh Boy』プロモーション・ビデオには長編映画監督ザック・バーニーを起用。ロマンティックなレゲエのメロディーにのせた英語と日本語のユニークな歌詞で、ライブではオーディエンスがとても盛り上がる曲だ。

アルバムにはそうそうたるミュージシャンが参加している。フレッド・ウェルズリー、JB's、Groove Collectiveとツアーを行い、グラミー賞にノミネートされたピアニスト兼作曲家であるバーニー・マッコール (Barney McAll) がキーボード。ギターにはマルチな楽器奏者、作曲家、アレンジャーであるゲイブ・クミンズ (Gabe Cummins)。ミシェル・ンデゲオチェロと長年演奏してきたマーク・ケリー (Mark Kelley) がベース。ドラムにはソウル・ウィリアムス、リズ・ライトと共にレコーディング、ツアーを行ったクリス・エドルトン (Chris Eddleton)、以前フェラ・クティと活動していたカレタ (Kaleta) がパーカッション、そして現在ホセ・ジェイムズと精力的にツアーやレコーディングを行う黒田卓也がトランペットを担当。このアルバムは、編集やエフェクトを抑えた作り込みすぎない有機的でダイレクトなサウンドのスタジオライブ収録に仕上がっており、ミュージシャン達は真骨頂を発揮している。

このアルバムは、2011年9月発売のCD『ROSE』でのコラボレーションの成功の後に製作された。因みに『Rose』はニュージャズグループ、indigo jam unitの1970年代のレアなカバー曲集でアリシアが全曲を歌っており、インディーズアルバムとしてビルボードジャパンのTop 100に7週連続でランクイン、Top50入りもはたす。また、Tokyo Jazz Notes Album 2011にも選ばれている。完売のビルボードライブ大阪を含む国内ツアーは、アリシアにとって大きな経験になり、また多くの人に知られることにもなった。これ以前にも、アリシアは伝説的ファンクベーシストでヘッドハンターズ(the Headhunters)の結成メンバーのオリジナルメンバー、ポール・ジャクソンとも日本で共演している他、ニース・ジャズフェスティバルではジョージ・クリントン(George Clinton)率いるPファンク(P-Funk)と共演したり、伝説のジャズ・スティールドラム奏者、オセロ・モリノー(Othello Molineaux)の2005年と2007年日本ツアーにも招かれている。

アリシア・サルデーニャはこれらまたとないチャンスを生かし、ボーカリストしてのみならず、作曲家、共同プロデューサー、マネージャーとしての才能を披露している。アリシアは大変な苦労をして調達した資金でレーベルJem Adar Musicから『Dance with the Sun』を発売。しかし実はこれはアリシアが手がける数々のプロジェクトのほんの1つでしかない。最初は大学で勉強するために来日し、音楽教育の博士号、文化および文明研究でPhDを取得。大学に通いながらアリシアは100曲以上の多様なスタイルの作曲を行ってきたそうで、近日中にはジャズアルバム、さらにソウル、ファンクのリリースも計画しているそうだ。


さてさて、気になるアルバムの中身はAlicia Saldenhaは2002年3月に三重大学音楽教育修士号、2006年には神戸大学総合人間科学の博士号を取得し、姫路獨協大学で教鞭もとっているそうだが、そんな彼女の「ジャパン・ダイスキ!?」な思いを強く感じさせてくれる、バイオグラフィでも挙がったロマンティックなレゲエのメロディーに英語と日本語のユニークな歌詞をのせたオフィシャル・ビデオも公開しているシングル(#03-"Ooh Boy")を筆頭に、彼女独特の持ち味で日本で人気を獲得してきた"らしさ" =カ リブ・テイストのファンキー・ソウルが顕著な(#01-"Never Gonna Be The Same")、フットワークの軽いドラムが身体を揺さぶり、陽気なステップを踏むように跳ねるKeysがウキウキと心躍らせ、微熱を帯びたホーンがサラリとした風 (音色) と程よいテンションを吹き込むドライブにも適したグルーヴを浴びせる(#04-"Doctor")、こちらも唯一オリジナルソングではないCarpentersの人気曲Close To Youをカヴァーした楽曲としてBIOに挙がっていたものだが、何と言ってもカリブの潮騒すら聞こえてきそうな心安らぐサウンドとヴォーカルが波打つそのテイストが、朝焼けや夕焼けを迎え人足もまばらな海辺でまったりと聞きたくなってしまうほどの趣を滲ませる(#05-"Close to You")、照明を浴びてはファンキーなサウンドを照り返しステージを盛り上げる黒田卓也 (Sax)、Corey King (Trombone)、Mike Buckley (Tenor Sax)らホーン隊と、熱気で蒸し返すステージに更なるヴォルテージとキュート&ファンキーなヴォーカルで煌びやかさをAlicia Saldenhaが与える今夜はホットになりたいの...なんてアナタをファンク・チューンで包み込む(#06-"Jammin' All Night")、言語を学ぶために渡英したのだが、ヨーロッパに渡ってすぐにジャズの虜になり、彼女の音楽性は一変。以降、イタリアのウンブリア・ジャズフェスティバルをはじめ、フランスのニース・ジャズフェスティバル、大阪のブルーノートなど、ジャズに傾倒した演奏活動も行っているAlicia Saldenhaのジャズ・サイドの魅力を伝えてくれる(#07-"I Want To Be With You")や、ジャズとレゲエをコンバインした彼女らしさが溢れる夏の夜を演出する(#08-"Without Reason")、零れるジャジーな色香、甘美なバックヴォーカルを吹き込むFL Jones、「笑顔も素敵だがクールな趣きもタマラン」なAlicia Saldenhaのクールなヴォーカルが醸造する洒落たエロスが「メロウ&スムース」なんて音癖を持つエロメロ紳士・淑女に御あつらえ向きのアーバン・ソウル(#09-"Ne Complique Pas Les Choses")など、聴き所満載のアルバムをここ日本を活動拠点として発信してくれていることにニンマリとしてしまうオススメの作品に仕上がっている。


・Tracklist

01. Never Gonna Be The Same
02. Love Cast A Spell On Me
03. Ooh Boy
04. Doctor
05. Close to You
06. Jammin' All Night
07. I Want To Be With You
08. Without Reason
09. Ne Complique Pas Les Choses
10. 'Cause You're Not Here
11. Don't You Wish I Was Your Woman
12. Ooh Boy (Radio Edit)

・Customer Ratings (06-18-2012)

amazon (JPN) ☆ - There are no customer ratings
amazon (USA) ☆ - There are no customer ratings
i-Tunes (JPN) ☆ - There are no customer ratings
i-Tunes (USA) ☆ - There are no customer ratings
HMV (JPN) ☆ - There are no customer ratings
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TOWER RECORDS (JPN) ☆ - There are no customer ratings
TOWER RECORDS (USA) ☆ - Unavailable



03. Ooh Boy

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