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Ian Kamau - One Day Soon

11 26, 2011 | Tag,HipHop,2010,HipHop2010
Ian Kamau - One Day Soon


Ian Kamau - One Day Soon (2011) One Day Soon - Ian Kamau

1970年にトリニダードから北米へと移り住んだドキュメンタリー映画の製作者 (母はプロデューサー、父はライター/ディレクターだったそう) だった両親の下に生まれ、5才の頃からアートとグラフィックを学び始めたのだというカナダはトロント出身のライター 、プロデューサー、グラフィック / ビジュアル・アーティスト、MC 『Ian Kamau』

芸術と音楽はより大規模な対話をさせるものであり、美術館や演劇作品を鑑賞するために足を運ぶ人よりも、全員とまでとはいかなくとも日常的に何かしらの形で音楽に触れ、感じて評価をする機会 (人) が多い「音楽」は、特に優れたコミュニケーターであり、Ian Kamau自らを世界へと連れ出してくれたのだという。

インテリジェンス・ヒップホップと言うと歓迎される枠が広がるのだが、芸術と音楽、両面のセンスを覗わせるIan Kamauが紡ぎ出す「アーティスティックなヒップホップ」と言うとどうだろう?ヒップホップに求めるファクターとしては裾は狭目なのではないかという気がしてならない。勿論、サンプリング美学による芸術などもある。が、より芸術的と言えば良いのか?言葉で言い表すよりも本盤を聴いてもらえれば何を以って「より芸術的」と示しているのかが解ってもらえるのではないかと思うのでまずは 『One Day Soon』 をご賞味いただきたい。

また、ソウル・ネタをガツン!とかましたトラックに対し安直にソウルフルなヒップホップだと条件反射の如く上っ面で捉えてしまいがちだが (まぁ、ソレはソレで好かったりする)、ヒップホップ・ファンのみならず、ソウル/R&Bファンにもドップリと浸っていただきたい、ヒップホップでありながら、ソウルであり (当人は本アルバムのジャンルをSOULとはしていないが)、ソウルでありながらピチピチなリスナーに一蹴されてしまうような古臭さも無く、トラックメイキングからレコーディング、スポークンワード、歌唱、ラップと幅広く携わり舵を一本化し、アフリカン・ミュージックやエレクトロの要素も組み込んだアーティスト/ミュージシャン"Ian Kamau"が作り出す統一感のある世界観をヒップホップというジャンルの縛りで聴き手を制限するには勿体無いという視点から、此処では敢えてクサかろうが、陳腐だろうがIan Kamauの音楽を「魂で感じる音楽」だと言いたい。

イントロを耳にしたばかりではエレクトロのアクとインパクトを強調したタイプかと早合点してしまいがちだが、冒頭で前面に押し出されてエレクトロなヴァイブは徐々に薄れ、リディムへとシフトするかと思いきやヒップホップのビートが浮上。エレクトリックなサウンドは、そのビートをアシストする側へと回り、意思の強さを感じさせるエネルギッシュなラップ、回帰を匂わせる歌唱が世界観の奥深さ、厚みを高めていく(#02-"Heading Home"),
シンプルながら観る物を惹き込む存在感のあるビデオ、アフリカン・ミュージックを取り込んだヒップホップが好みならば間違いなく耳に焼きつくであろう独特のヴァイブ、ルーツの香りを含ませたラップとメッセージの輪郭を際立たせるべくあくまでシックに纏め上げたコクと深み、よりアフロビートを色濃く打って出る約2:20分の展開といい、淡いトーンの中においてもセンスの良さや鋭さが垣間見れるディープな(#03-"The Village"),
ヒップホップというよりは、コレは現代の「ソウル」と言うべきであろう、そのNu-Soul的なフィーリングが温かくもどこか憂いを帯びたIan Kamauの歌声と有機的に絡む(#04-"Yesterdays"),
雄大さを醸すサックスから明ける冒頭を経て、ドラムマシンの紡ぐビート他、打ち込みによるエレクトロ・ヒップホップを展開するチープな旨味が凝縮された中盤にタンザニア出身、南アフリカをベースにP.E.R.M.や、JazzとHip HopをコンバインしたバンドTumi & The Volumeのメンバーとしても活動をしているMC / Poet "Tumi"のラップをフィーチャー、そして、ジャズ、アフロビート、Ian Kamauのスポークンワードが折り重なりIan kamauの様式美が花開く(#07-"Somewhere"),
こちらもヒップホップというよりは別モノ。白くぼんやりとした意識の中、海鳥らしき鳴き声が響き、静かに覚醒を促していくかのように呼び起こす声が幾度と響く構成に好き嫌いが分かれそうだが、Ian Kamauのアーティスティックな世界観に浸れる(#08-"Sleeping Giant"),
サウンド面はシンプルに徹し、とことん淡くブルーという薄めのインパクトながら、何よりもその淡さにドンピシャと言える、体の奥底から絞り出し吐き出される掠れがかったようなIan Kamauの声質に強く打たれる(#09-"Maybe"),
プリミティブなビートと歌唱に未来への希望や夢を抱かせるエレクトリックなサウンドを合わせたトラックが、現在と未来を繋ぐ轍を生み出していくかのような優しさや温もりを放つ(#10-"Hopes & Dreams"),
Soulquariansが生み出すプロダクションに近い感覚だろうか?ソウルフルでウォームなヴァイブにヒップホップのファクターを噛ませた(#14-"In Love Again")など全16曲を収録。

豪華絢爛なトラックメイカーが集い作り上げられる作品では、なかなか味わえない統一された世界観と、その世界観に基づくクオリティをアルバムを通してひしひしと感じ取れる"One Day Soon"は、右倣えで量産されるトラックには無い聴き応えを放っている。


・Tracklist

01. Ngozi
02. Heading Home
03. The Village
04. Yesterdays
05. Now That I'm Alone w/ Moya Teklu & Mereb Hagos
06. Break Me Down
07. Somewhere ft. Tumi
08. Sleeping Giant w/ Ndichu N'gethe
09. Maybe
10. Hopes & Dreams ft. Karen Nile
11. Black Boys
12. Black Bodies
13. Traffic
14. In Love Again
15. Stay
16. Renaissance

・Customer Ratings (11-26-2011)

amazon (JPN) ☆ - There are no customer ratings
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03. The Village



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