S3 (Miles Bonny & Brenk Sinatra) - “Supa Soul Sh*t”

S3 (Miles Bonny & Brenk Sinatra) - “Supa Soul Sh*t

MPM (Melting Pot Music) のコンピレーションアルバムWhere The Wild Creatures Meetにも1stトラック“Rain”が収録されていたデュオ“S3”のフルアルバムが本日発売。発売以前よりbandcampで先行して“Supa Soul Sh*t”の全トラックが公開されていたのだけれども、折角なので発売日である本日に紹介。
レイドバック・ビーツ (そればかりではないが) にスゥイート・ソウルを盛り込んでみたり (skit含む)、スモーキーに被せていくアーバン・エッセンスや、スペイシーな味付けで整え、陶酔感の高いサウンドを生み出すBrenk Sinatraの音師っぷり。そして、気だるくもくもくとした質感の中にヌルヌルとした艶やモーションを感じさせるMiles Bonnyのヴォーカル&ホーンを、ややぼやけたような音触りで包んだドープなトラック群は、ほろ酔い気分を深めるべく酒のツマミや、夜通し騒ぎとおした後の明け方といった場面で特に活躍しそうな雰囲気がムンムン。また、HipHopを軸としたビーツでしっかりと締めたレイドバック・ビーツはレイドバックというぬるま湯に浸かり過ぎることのない極上の湯加減ならぬ音加減を醸している。
焦らすようにねっとりとバウンスするビートを覆うアンニュイなホーン。そして、アーバンなエッセンスによってビルトアップされた密度の高いファンクネスが凝縮された実質2ndシングルの#6-"Don´t Stop"、グニャリと伸びたようにグラインドするビート×まどろむテクスチャから成る果実からトロリと滴る熟した音汁を浴びせる#8-"Sprinkle"、無機質に打たれるハイハットや、鈍い駆動音を思わせるビート。そして、本盤随一であろうFuture-soul加減と、Miles Bonnyのヴォーカルの有機質とのコントラストが融けあう#10-"Dr. Strange"、降りしきる雨が普段、窓辺から見るその景色を変えるように、滲み歪んだ幻想的なヴァイブや哀切な情景を抱かせる世界観で魅せてくれる#15-"Let It Rain"、初期公開時のタイトルは"Rain"だったような気がするのだが、くぐもったビートや地に降り注ぎ跳ねる雨足に見立てたようなシェイカーに哀切なサウンド・ヴォーカルが注がれていく1stオフィシャル・トラック16-"Rain Don't Stop Me Now"、R&B/SOULというよりはHiphop寄りのニュアンスをも放つ#4-Get This Money"や、#11-"All I Know"などスキットを含む全21曲を収録。
-BIO-
Gumbo、DJ House shoesのSNIPPETが話題となったGumbo II (Pretty Ugly)や、Melting Pot Music一押しのプロデューサーによるインストゥルメンタル・シリーズHi-Hat ClubのVol. 4となるChop ShopをFid Mellaと共にリリースすれば、西海岸の重鎮Mc Eightとのコラボレーション・シングルとなるWhere U Goin 2 ? で話題をさらうなど、そのサンプリングを軸にしたレイドバック系からコズミック、ソリッドなトラックありの幅広くも飽きさせないビートのアートで魅了。Mc EightのフルレングスアルバムWhich Way Iz Westのプロデュースにも着手してきたオーストリアはウィーン出身のビートメーカーBrenk Sinatraと、高濃度に凝縮したハイブリット・ブラック・ミュージックを届けるReggie Bとの濃厚コラボや、DelaのWon't Doにおける共演、カナダはトロントのプロダクション・デュオCircle Researchとのコラボ、MMG (Mello Music Group) からデビューアルバムをドロップしたラッパーStik Figa、オーストラリアはメルボルンのシンガーATHALIAのEP ThoughtCrimeにも参加。また、B. Lewisとのコラボ盤Egg Blackもリリースするなど切りがないほどの作品に精力的に関与し、自身のソロアルバムにおいてもDJ / Vocalist / Producer / Horn Playerというマルチな才能でソウルフルなトラックを輩出し続けるMiles BonnyがチームアップしたユニットがSuper Soul Shitこと “S3”






