Teisha Marie / Addicted to Life

07 29, 2010 | Tag,R&B,2000,R&B2000
Teisha Marie / Addicted to Life
Teisha Marie / Addicted to Life (2008)
Addicted

今回は...このジャケどうなの?
でも、トラックの仕上がり、シンガーとしての才(彩)が輝く優れたネオ・ソウル盤を紹介の回。
食わず嫌いはイケマセン。

Teisha Marieはイングランドで産まれ、メリーランド育ち現在はワシントンD.C.を活動拠点にしているシンガー・ソングライター/マルチインストゥルメンタリストにして詩人。
アトランタのSpelman Collegeに通った後、フィラデルフィアへロケーションを移し、フィリーといえばこのお方たちでしょう!な偉人Kenny Gamble, Leon Huff, Bunny Siglerらと出会いフィリーサウンドをリバースすることに没頭した時期(なるほど"Addicted to Life"でネオ・フィリーの匂いがするワケだ)を経てワシントンD.C.でパフォーマンス。さらには良心的なR&Bフィメールシンガーとして日本でも根強い人気を保持するAngela Johnsonとステージを共にしたTeisha Marieはシングル"Moonlight in the Meadow"でデビューを飾りEP="Addicted to Life"と同タイトルのフルアルバムを2008年にリリース。(シングル"Moonlight in the Meadow"はEPのみ収録)
初のフルアルバムにして落ち着きを放つこの貫禄。ネオ・フィリー系のサウンドを軸としながらも#06のようなFaith Evans系のサウンドと歌唱を魅せ、#09ではダブミックスをパフォーマンス、#11ではアコースティックサウンドにジャズアプローチの歌唱をブレンド、#14ではアフロビート混成のダンスチューンを軽々とノリこなすなどTeisha Marieの器用さは何でこんな顔アップのジャケにしたの!?と小さい疑問なんか一蹴。フィリー界隈のサウンドが好きな方には特におすすめのNEO SOUL盤です。

Review
Teisha Marieフィリーでの経験を十二分に活かしたネオ・フィリー系のヴァイブがムンムンの肌触りの良いジャジーなKeyと軽めにステップを誘う洗練されたドラムプログラミングがバッチリと効いた逸品#02-"Addicted to Life",
得意とするフューチャリスティックな味付けにピアノループを軸にした比較的少ない音数でシンプルに仕上げMacy Grayあたりの歌唱で聴かせるTeisha Marieのメッセージを強く込めた#04-"Txt Msg",
彼女自身のフェイヴァリットレコードにも挙げられているAl Greenの"I'm Glad You're Mine"をモチーフにしたビートと相性の良いセンシティヴでシックな旋律を奏でるピアノを背に透明度が高く伸びやかなヴォーカルを張り巡らせ、遊び心を持たせたゆとりで独特なヴァイブまで捻出するTeisha Marieのヴォーカル・ワークに着目したい大人なアナタへおすすすめしたい#05-"Awaken",
他のネオ・フィリー系サウンド濃い目より、Hip-Hopのビートとループ効果を取り込んだ90's R&B色を濃い目に盛り込んだ同じく彼女がフェイヴァリットに挙げるFaith Evansに近いサウンドと歌唱を魅せる#06-"Open",
Floetryに近いタッチで描かれた雄大なストリングスとスペイシーなSE、チルなKeyによって構成された奥行きのあるサウンドと世界感が魅力。時折オーヴァーダビングによってFloetryのようなデュオっぽさも演出するなど細かい箇所にも趣向が凝らされている#07-"Temporary",
ダブとフィリーのヴァイブをミックスした夏に持って来いのダウンテンポ#09-"Professional Liar",
R&Bでよくありがちなアコギ×ヴォーカルのトラックを配置しましたといった感をJazzアプローチの歌唱で一線を置き「らしさ」をしっかりと出している#11-"KON",
まとわりつくようなスペイシーなKeyとハットを活かしたビートによって360度から音が降り注ぐようなフューチャー感を生み出したトラック上を貫禄のヴォーカルで優雅に漂って魅せる#12-"Unavailable",
King BrittやPeven EverettあたりがやりそうなHouseとアフロビートを下地にしたフロアライクなダンスチューンをパッと見の姿からは想像し難い軽快なフットワークでこなしていくHouseリスナーからも支持を得そうな#14-"More Important"など全14曲。
amazonではAddicted to LifeのEPのみ販売。ジャケがLPのほうで掲載されてますが、、、トラックリストが間違ってるのか?ジャケを間違えているのか?
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