Various Artists - “We Are Friends”

05 20, 2014 | Tag,SOUL/FUNK,2010,SOUL/FUNK2010,Jazz,nu-jazz,breakbeats,Reggae,World-music
Various Artists - We Are Friends


Various Artists - “We Are Friends”

【We Are Friends】とは、Agogo Records / Hiperbole Records / Jalapeno Records / Lovemonk / Légère Recordings / Wonderwheel Recordingsの計6レーベルによるコンピレーション・アルバムだそうだ。 メールアドレスなどの登録が必要だけど、中身を考えると良心的なFree Downloadもの。

レーベルについて少し触れると、Agogo Recordsに関してはBandcampをサーフィンしている方ならば見知ったレーベルだと思うけど、リミックスものも交えた多角的かつ鋭いセレクトをしている。それから、本コンピにKerbside CollectionやCaroline Lacazeのナンバーを提供している良レーベルLégère Recordings。そして、Alsarah & The Nubatonesが好評だったのも記憶に新しいし、MPM (Melting Pot Music) から世界進出を果たした元FunkommunityのSorceressが新曲を発表しているWonderwheel Recordings。Jalapeno Recordsは、以前に紹介したBasement Freaksがリリースしているレーベルだけど、本コンピからはAlexia Coleyを推したい。

さ~て、ソウルにファンク、アフロにエレクトロ、ビーツ&ブレイクビーツ、ダブからフレンチ・ポップ、ワールドミュージックと実にカラフルな 【We Are Friends】 。その中身は、Renegades Of JazzによるRemixから始まり、Craig Charles funk and Soul Showにフィーチャーされていたソウル・シンガーAlexia Coleyが発表していたシングル②-“Love At First Sight”から幕を開ける。( Alexia Coleyは個人的に頑張って欲しいアーティストだ)
アフロ乱舞の③-“Cuanta Suerte (Gerardo Frisina Dub)” のコレはコレでイイけど、瑞々しい陽気を注ぐヴォーカルとアフロキューバンが素晴らしいオリジナルがファンタスティック。アフロキューバンもイケるなんて方は機会があればオリジナルもチェックを。陽気な③&④を経たほぼ中盤で待ち構えているのは、ファンキィ&ジャジーな⑤-“A Night In Tunisia”を聴かせるKerbside Collection。続くはその眩しさ、陽気故に好みが分かれそうな燦々ラテン・ソウル/ファンク・チューン⑥-“Latin Soul Gentleman”。
レゲエ/ダブ・ゾーンに突入する⑧&⑨を越えた⑩の“Hot Sands”でオリエンタルなヴァイブをムンムンと放っているのがZeb名義で 【Zebstep】 なるアルバムをリリースしているThe Spy from Cairo。⑪は恐らくはこれがフレンチ・ポップを指しているトラックであろうCaroline Lacazeの“Soultempo”。 (僕はこの曲よりも硬質ファンクにフレンチ・ポップという妙が実に絶妙だった“L'Étrange”を推したいが・・・) 締めはOmarをフィーチャーした“High Heels”も人気が高いHiddden Jazz Quartett によるソウルフルなジャズ・ナンバー⑪-“Love Light” (Instrumental Version) 。その渋さと甘さが揺らぐ淡さにほろ酔い気分。

カラフルな分、収録曲の全てをお気に召すなんてことはまずないだろうけど、その反面、気になった音楽、アーティストが見つかる可能性が高いコンピレーションかと。

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Best of Bastard Jazz 2013 - Mixed by DJ DRM & Erik The Red

12 17, 2013 | Tag,SOUL/FUNK,SOUL/FUNK2010,HipHop,HipHop2010,House,Dub,Reggae,Latin,Downtempo,Electro
Best of Bastard Jazz 2013 - Mixed by DJ DRM & Erik The Red


Best of Bastard Jazz 2013 - Mixed by DJ DRM & Erik The Red

Bastard Jazz RecordingsがサブレーベルBSTRD Bootsの音源と未リリースの音源(Captain Planetの#11とLord Echoの#12)を含むBastard Jazz Recordingsのベスト・ミックス 【Best of Bastard Jazz 2013】 を公開していたのでご紹介。

Best of Bastard Jazz 2013ということで、リリースされたばかりのLord Echoのトラックまでも網羅。その中身はファンク、ディスコ、ヒップホップ、ハウス、ダブ、ラテン、エレクトロ、ダウンテンポ、レゲエありと実に多様。いやいやそんな雑食じゃないし...という声が早くも聞こえてきそうだけど、もしかして食わず嫌いだった?なんて発見があるかもしれないし、多様な分だけ自分に合った曲が見つかるかも。

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The Suffers - Slow It Down b​/​w Step Aside

05 30, 2013 | Tag,Rocksteady,Reggae,SOUL/FUNK,2010,SOUL/FUNK2010
The Suffers - Slow It Down b​/​w Step Aside


The Suffers - Slow It Down b​/​w Step Aside (2013)

ベーシストのAdam Castanedaと、ヴォーカリスト兼キーボーディストのPat Kellyの二人を起源とするThe Suffersは、ロックステディ/レゲエ/スカ/ジャズ/クラシック・ソウルを調合したサウンドをテキサス州ヒューストンから届けている10ピース・バンド。
2012年には、Houston Press Music Awards (2012)の3部門 (Best New Act, Best Reggae/Ska Dub' , Best Female Vocalist) を授賞。
プレス・キットを見ると2012年にリリース予定のEPが進行中となっているけど、2013年6月にデビュー・シングルSlow It Down b​/​w Step Aside を満を持してリリースする。

垢抜けていないと言ったら失礼かな?でも、洗練された甘さというよりも、ちょっぴり泥臭かったり、アットホームなその甘さに好感を持てるし、そういった感触がロックステディとクラシック・ソウルをブレンドしたヴィンテージ・ライクなサウンドや、The Suffersらしさに繋がっていると僕は思う。それに、この心のこもったホームメイド感が笑顔を誘い、口元をほころばせる。そんな愛すべきバンドなのだ。

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Grant Phabao & AFRODYETE - “Itchin' For Your Love” / “Feelin' You Feelin' Me”

03 15, 2013 | Tag,SOUL/FUNK,2010,SOUL/FUNK2010,Reggae,Ska,Aforfunk
Grant Phabao & AFRODYETE - Itchin' For Your Love / Feelin' You Feelin' Me


Grant Phabao & AFRODYETE - “Itchin' For Your Love” / “Feelin' You Feelin' Me” (2013)

AFRODYETEは、ミズーリ州セントルイス出身。現在は南カリフォルニアに住んでいるそうだ。5から6オクターブ・ヴォイスの持ち主だそうで、Wayne Bradyのショーthe Wayne Brady Showや、Don't Forget the Lyrics!での共演から、ご存知The Breakestraとはツアーも含めた仕事もこなしている。

今回のシングル及びEPのリリースも予定しているGrant Phabao & AFRODYETEの出会いは、やはりThe Breakestraを介してのようだ。Grant Phabaoらのレコードをパリのレコード・ストアで購入していたのだというThe BreakestraのリーダーMiles Tackettとバンドがパリでパフォーマンスするために再びパリへ足を運んだときに、Grant PhabaoはMiles Tackettと急接近。その際にThe Breakestraに同行していたAFRODYETEとのレコーディングへと話が進展したのだとか。

その結果、“Feeling You, Feeling Me”が生まれ、2012年10月にリリースされたParis DJs Soundsystemのコンピレーション・アルバムDis Is Good For Youでお披露目。因みにこのシングルに収録されている“Feeling You, Feeling Me”はソレの新Ver.らしい。

#1、#2のどちらもGrant Phabaoらしい趣向が盛り込まれていることは言うまでも無いし、ソウルフル・スカ#1-“Itchin' For Your Love”では、その熟れ熟れハスキー・ヴォイスで実に悩ましくジューシーに歌い上げ、#2-“Feeling You, Feeling Me”では躍動感漲るアフロファンク・リディムに対して実にパワフルなヴォイスを浴びせるAFRODYETEが、レゲエ、スカ、リディムといったジャマイカ・ルーツの要素の中で顔を覗かせるソウル/ファンクのエレメントや魅力を引き出している。
この#1と#2では全く表情が異なるAFRODYETEにも着目しながら聞くと、レゲエ云々に凝り固まることなく楽しみ方が広がると思うので是非。

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The Decoders - “Dub Mixes Volume 1”

12 26, 2012 | Tag,Dub,Reggae,SOUL/FUNK,2010,SOUL/FUNK2010
The Decoders - Dub Mixes Volume 1


The Decoders - “Dub Mixes Volume 1” (2012)

現在、着手しているアルバムVol.2からの2ndシングル“I Am the Black Gold of the Sun”がWax Poeticsからもストリーミング配信され、その音楽性と魅力をさらに拡散。この“I Am the Black Gold of the Sun”はRotary Connectionのナンバーをカヴァーしたもので、これまでラヴァーズ・ロック仕立てで再調理してきた切り口とは異なる、オリジナルのサイケデリック・ソウル/ファンクにサンバ&ジャズのエッセンスを融合させたプロデューサーCharles Stepneyに寄せるオードでもあるそうだ。オリジナルの良さを継承しつつ、モダン且つ心揺さぶる流麗なアレンジで酔わせる手腕は切り口こそ違えども流石、The Decodersと唸ってしまう。

そのThe Decodersが、12/25日に過去シングルの内の6曲をDub Mixした“Dub Mixes Volume 1”を発表。無論こういった手は夏に限る!という方も居るだろうけど、直に春がきて夏が来る。そんな陽気に備えて押さえておいても損はしない1枚だし、いやいや、通年主食ですという方にも是非是非オリジナルと聞き比べをしながら味わっていただきたい1品。冬だからこそ味わいたいこのホッコリとしたヴァイブ。通な皆様お召し上がりを。


-BIO-
プロデューサー / エンジニア / ミュージシャン"Itai Shapira"と、トランペットとフリューゲルホーンを扱い、ホーン&ストリング・アレンジング・コンポーザー / プロデューサーを務める"Todd Simon" (ワークの一例では、Mayer Hawthorne, TV On The Radio, The Lions, Quantic, Breakestraなどが挙げられる) がタッグを組んだロサンジェルスをベースに活動をしているプロデューサー・デュオThe Decoders

これまでにRuby & The RomanticsのHey There Lonely BoyのリメイクにCoco Owinoをフィーチャーした1stシングル“Hey There Lonely Boy”、 Minnie RipertonのInside My LoveのリメイクにSy Smithをフィーチャーした2ndシングル“Inside My Love”、 同じくMinnie Ripertonの楽曲のリメイクにMarvin Gayeの"I Want You"においてもエロメロなトラックを生み出すなど数多のメロウ・ドランカーを生み出し、近年ではQuadronを迎えた新曲"Orchids For The Sun"を発表するなど今尚ミュージック・ラヴァーを熱くさせるシンガー兼メロウ・グルーヴ職人"Leon Ware"をリード・ヴォーカルに迎えた3rdシングル“Baby This Love I Have”、 Come to My Gardenを代表する名曲Les Fleursのリメイクに、コンポーザー / デザイナー / フィルム・メーカー / URB ALTの創設者でもあり、Parliament/Funkadelic, Sting, Curtis Mayfield, The Family Stand, Olu Dara, Herbie Hancock, Jay Z, Organized Noizeなどとワークをこなしてきたのだというソウルフル・ロック、フリージャズ、クラシカルな感性、アヴァンギャルドなエレクトロニクス/ヴィジュアルを結合させた音楽を届けるオーケストラ"MuthaWit"のメンバーとしても活動をしている"Boston Fielder"をリードヴォーカルに迎え、あのMiguel Atwood-Fergusonもヴィオラ&ヴァイオリンで参加した4thシングル“Les Fleurs”、Kevin Sandbloomをリード・ヴォーカルに迎え、Earth Wind & Fireのナンバーをカヴァーした5th シングル“That's the Way of the World”、1971年からEWFのメンバーに加わり活躍してきたPhilip BaileyへのトリビュートソングにL.A.のシンガーソングライター / ポエット / MC “Love-Logiq”をリードヴォーカルにフィーチャーした“Reasons”をリリース。

そして、現在はVol.2なるアルバムに着手しており、そちらからの1stシングルとしてNoelle Scaggsを迎えた“Walk On By”と、Loren OdenとBrooke De Rosaをフィーチャーした“I Am The Black Gold Of The Sun”をリリース。“I Am the Black Gold of the Sun”はWax Poeticsにもフィーチャーされ、ストリーミング配信されるなど彼らの紡ぐ素晴らしい音楽は伝搬性をもって拡散され、常にThe Decoders流のセンスと魅惑的な人選によるコラボレーションでファンを魅了し続けている。

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